こんにちは、ライトです。
▼ もっちゅりんって結局なに?
ケニー
あさみ
ライト
ライト
- もっちゅりんは「もち粉・米粉ブレンド」の新食感ドーナツです
- 売り切れは偶然ではなく、供給を絞る判断の結果です
- この判断の裏には、首位企業ならではの戦略があります
正直、僕も最初は「ただの限定スイーツの人気」だと思っていました。
もっちゅりんは、ミスタードーナツが2025年6月に発売した期間限定商品です。運営元はダスキンのフードグループで、もち粉と米粉をブレンドした「もっちゅり食感」が売りになっています。
でも、複数のレビューや報道を横断して調べていくと、単なる人気商品では片づけられない構造が見えてきました。今回は前半で商品そのものの実力を、後半でその裏にある戦略を解剖していきます。
この記事で渡すもの
もっちゅりんの仕組み・実食の評判・競合比較・向いている人を前半で。なぜこの商品がこの形で生まれたのかを後半で。
前半は純粋な商品レビュー。後半は戦略解剖です。まずこの順番で読んでください。
この記事の全体像
基本仕様と「なぜ売り切れるのか」の仕組み
良い点・悪い点をSNSの声から横断整理
他チェーンと何が違うのかを整理する
追いかける価値があるか、見送っていいかを明示する
なぜこの商品がこの売り方で出てきたかを読み解く
商品スペックと売り切れ続出の仕組み
まず基本の仕様を整理しておきます。
- 名称:もっちゅりん(ミスタードーナツ)
- 特徴:もち粉・米粉ブレンドの新食感、通称「もっちゅり食感」
- フレーバー:きなこ・みたらし・いちごなど和素材ベース
- 販売形態:期間限定、ネット予約+店頭販売の併用
- 発売日:2025年6月4日、再発売:2026年6月3日
発売直後から品切れが続出し、公式が謝罪を出すほどの騒ぎになりました。わずか6日ほどで全国的な売り切れ報告が相次いだんです。
2026年の再発売時も、事前のネット予約で数千分待ちが発生。開店直後に完売する店舗が続出しました。台風が来ていた日でも完売した店舗があったというから、これって普通の人気商品の動きじゃないですよね。
つまり、売り切れは「予想外の大ヒット」ではなく、ある程度コントロールされた結果だと考えられます。この点は後半で詳しく解剖します。
SNSで見えてきた実食の本音
ここでは、複数のSNS投稿やnote記事を横断調査して見えてきた「実食した人の声」を整理します。僕自身が食べたわけではなく、あくまで公開されている声を調べた視点であることは先にお伝えしておきます。
好意的な声としては、「想像の3倍もっちゅり」「ポン・デ・リングを超える食感」「きなこが一番おいしい」といった評価が目立ちました。一方で、期待値が上がりすぎている点への冷静な声も見られます。
SNSで見えてきた気になる声
「期待値を上げすぎると肩透かしになるかも」「並ぶ価値があるかは店舗次第」といった声もあり、全員が絶賛一色というわけではありません。数千分待ちに対する疲労感を語る投稿も見られました。
従業員側の声としては、店頭混雑への対応の大変さがうかがえる投稿もありました。人気商品の裏で、現場の負担が増えているのも事実のようです。
ライト
- 食感の新しさ自体は本物の評価を得ている
- ただし「並ぶ価値」への評価は分かれる
- 現場の負担増という裏側もある
競合ドーナツチェーンとの比較
ドーナツ市場での立ち位置を、競合と比較しながら見ていきます。
戦略でこう見る
クリスピー・クリームは甘さとボリュームを重視したイーストドーナツ、プレミアム価格帯が強みです。ただ日本市場への適応では苦戦している傾向があります。海外発のチェーンは撤退・縮小の例が多く、価格やボリューム志向が日本人の好みと噛み合わなかった面もあるようです。ミスドは低価格・多品種に加え、和風の食感アレンジで日本市場に根ざした立ち位置を取っています。
つまり、ミスドの強みは単品の完成度ではなく、全国規模のネットワークと限定商品を出し続ける企画力にあると言えそうです。
買うべき人・見送ってもいい人
ここまでの内容をふまえて、追いかける価値があるかを整理します。
- 新しい食感を試したい人
- SNSの話題を実体験として共有したい人
- 和素材フレーバーが好きな人
- 行列や品切れのストレスを避けたい人
- 確実に手に入る商品を求めている人
一言でまとめると、「話題性込みで楽しめる人向けの限定商品」ということになります。ここまでで、商品としての使い勝手についての答えは出たと思います。
ここからが本題――なぜこの商品は「売らない」戦略で生まれたのか
商品の使い勝手だけ知りたい方はここで読み終えて問題ありません。ここから先は、なぜこの商品がこの売り方で出てきたのかを解剖していきます。
もっちゅりんの顧客は、主に20代から40代のスイーツ好きファミリーや、SNSで拡散しやすい若年層です。彼らが抱えていた小さな不満は「日常のドーナツに新鮮味がない」というものでした。
この不満に対して、もち食感という新しい体験価値と、期間限定という希少体験をセットで提供したのが、もっちゅりんという商品です。収益源は原材料供給とロイヤリティによるFCモデルで、ヒット商品が全店の客数と客単価を押し上げる構造になっています。
戦略でこう見る
業界の定説は「ヒット商品は大量生産して機会損失をゼロにする」というものです。ところがミスドは逆に、供給を絞り好評だった第2弾の発売すら中止するという判断をしました。売れているのに、あえて売らないという逆説的な選択です。この希少性が「買えなかった」「並んだ」という体験そのものをSNSで拡散させ、欲求をさらに増幅させました。廃棄リスクをゼロに近づけながら話題化できる、一石二鳥の設計だったと言えます。
この判断ができる背景には、全国1,000店を超えるFCネットワークと、50年以上かけて培った商品開発力があります。真似しようとしても、供給をコントロールできるだけの規模と信頼がなければ成立しません。
未来への投資と死角
ダスキンは中期計画でミスドの成長を柱に据えており、出店拡大や新商品開発、海外展開も継続する方針のようです。予約制の強化や供給調整によって、店舗側の負担軽減も図られています。
一方でリスクもあります。過度な品薄が続けば、顧客離れやブランドイメージの悪化につながりかねません。ブームが落ち着いた後の反動減や、似たような食感の商品を出す競合の台頭も考えられます。この点について、詳細な内部コストデータまでは確認できていません。
私の感想
正直に言います。最初は「限定商品にみんな踊らされているだけでは」と斜に構えて見ていました。
でも調べていくうちに、これは偶然のバズりではなく、相当計算された供給コントロールなんだと分かって、素直に驚きました。売れているものをあえて絞るという判断は、口で言うほど簡単じゃないと思うんです。目先の売上を伸ばしたい現場の気持ちを考えると、なおさらです。
ライト
- 売り切れは狙って作られた「演出」だった
- 希少性が持続的な話題化を生む
- それを支えるのは規模とブランドの蓄積
▼ 読んでみて分かったこと
ケニー
あさみ
ライト
ケニー
ライト
結論
もっちゅりんは、新食感という本物の魅力を持ちながら、あえて品薄状態を作ることで話題を最大化した商品です。行列や品切れを楽しめる人には向いていますが、確実に手に入れたい人にはハードルがあります。
そしてこの「売れているのに売らない」という逆説は、ミスドという一企業の話にとどまりません。市場を読む目を少し養うだけで、日常のニュースの見え方が変わってくるはずです。
すべての挑戦者の手に、勝てる「戦略」を。戦略を知れば、世界は読み解けるゲームに変わる。その確信と武器を届けることが僕のミッションだ。
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